自問自答と他問他答
5/12(金)ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。
体験会から引き続きご参加の選手、今回初めての選手、皆様のおかげで指導をさせていただけることに感謝しております!
今回は足の速さを上げるために、スキップ走からミニハードルでのステップトレーニングとみっちりおこないました。
一回だけではなかなか効果は目に見えてきませんが、継続して行うことでドリブルや走りのキレが上がってきます。
トレーニングの効果が出てくるのは一般的には3か月ぐらいと言われています(個人差もありますが、感覚系の技術は指導していてもそう感じます)のでこれからの成長がとても楽しみです^^
その後はボールタッチ(ロール、ダブルタッチ、クライフ、アウトサイドターン、インサイドターン、シザーズ)をおこないました。
ボールタッチを覚えるものもちろんですが、意識してほしいのはドリブルのコース(次を意識したボールの置き所)、相手をどう動かすか。
ボールタッチや体の動きは無意識に、コースと仕掛け、タイミングを意識できるよう今後も違う形で取り組んでいきたいと思います。
その後は、1対1とシュート練習をしました。
練習したボールタッチにチャレンジしてくれていたり、仕掛けの部分ではシザーズを入れてみたり工夫している様子も見られました。
今回子供たちには自問自答をする習慣を身につけましょうという内容のプリントを配布させていただきました。
子供達にはたまに話をするのですが、試合でパスをして味方が受け取れなかったとき、
①「今の近寄って受けて!」
①「もっと動き出し早くして!」
もしくは
②「パスゆるかったわ」
②「パスコース間違ったわ」
スクール中ではないですが、そういう声かけが聞こえるときがあります。
原因はその時の状況によって変わるので、どちらが良いか悪いかという話ではないのですが、どちらの考え方が選手として伸びるかなというお話です。
①の場合は、自分は良いパスを出していて、味方の動きに原因があると考える声かけ
→味方の動きの改善しようとする
→相手を変えようとする
②の場合は、自分のパスに原因があり、味方に関しては特に問題がないと考える声かけ
→自分のパスを良くしようとする
→自分を変えようとする
①でも②でもチームプレーを良くしようという意味で、どちらが良いか悪いかということではありません。
①の場合は、次に同じ状況が起きた時に、味方選手が動き出しやスピードを改善するかもしれません。
→相手がうまくなる
②の場合は、次に同じ状況が起きた時に、自分のパススピードやコースを改善するかもしれません
→自分がうまくなる
子供たち選手にはどちらも状況に応じて使い分けれるようになるのが一番だと思っていますが、スクールでの練習の時には、トライ&エラーで自問自答を繰り返して、学んでいってもらえたらと考えています。
ですので、教えた方がいいところは教えていますが、学んでほしいところは子供たちにどうしたほうがいいかな?と質問しています。
まずは自分で仮説を立ててやってみる、うまくいけばそれでいいし、失敗すればまた他の方法を考えればいい。
その習慣を身につけてほしいので、成功や失敗よりも、チャレンジしているか、考えているかどうかを観ています。
たまに子供たちともプレーしますが、大人だったら通るパスも子供の足では追いつかないこともあります。
その時はパススピードをゆるめたり、キープして子供が良いポジションに移動する時間を作ってからパスをしたりと工夫します。
子供たち同士でも、学年差や身体能力に個人差があったり、トラップのうまい下手もあると思います。
お互い理解しあいながらより効果的なプレーができる、そうすればもっと楽しめる。
一番はうまい選手よりも、うまくなれる選手に育ってほしいと思っています。
と、偉そうなことを書きましたが、指導者も同じで私自身、今日の練習メニューこれでよかったかな?来た時よりもうまくなっているかな?子供たちは楽しんでくれたかな?スクールをもっと良くするためにはどうしたらいいかな?といつも自問自答中です^^;
なかなか保護者の方ともゆっくりお話しできなかったりも多いですので、このような場で失礼とは存じますが指導の方針とか想いをお伝えできたらと思います。
ちなみに、5月6月まだまだ受付中です!